宅配弁当を変更したりキャンセルしたりする場合

高齢者 宅配弁当

宅配弁当のサービスが便利なので利用したいと思っているけれども、注文を変更したりキャンセルできないと困るという心配を持っている方もいます。宅配弁当は定期的に自宅に届けられるものですが、時には外出したり家族で一緒に特別な料理を食べたりすることもあるはずです。そうなると、お弁当が無駄になってしまうので、キャンセルしないといけません。果たして、自分たちの都合で注文を変えたりキャンセルしたりできるのでしょうか?

【宅配弁当のシステムについて】

この疑問に答えるに当たって、まずはそもそも宅配弁当はどんなシステムになっているかを押さえておきましょう。会社による違いはあるものの、たいていのサービスでは週に2日から3日以上というのを条件にして、定期的に配達をするシステムを採っています。冷蔵もしくは常温のお弁当タイプだと、決まった時間帯、決まった曜日に自宅まで届けます。契約の際に、あらかじめその曜日を指定するわけです。こうしたシステムですので、特に利用者から申し出がない限りは、ずっと同じ曜日に届けられることになります。

【宅配弁当の注文を変更・キャンセルする場合】

宅配弁当のサービスでは、注文確定日というものを設けているケースが多いです。実際にお届けをする1週間前とか、3日前などが注文確定日となり、その日より前であれば注文の変更やキャンセルをすることができます。一方で、注文確定日を過ぎてしまうと、基本的には受付ができず、たとえ受け取りが不可能であっても料金だけはかかってしまいます。注文確定日の前に手続きをすれば、その分の料金は減額されます。また、通常は2人分のところを1人分にするといった変更も可能です。

ここでの注意点は、注文の変更ができる範囲は会社によって違うということです。たとえば、ある会社では1週間分の配達をセットにしているため、変更やキャンセルをするのであれば、1週間分すべてを変える必要があります。他の会社では、1日ごとの変更やキャンセルが可能なので、細かく調整できます。

こうした違いは、注文確定日にも影響を及ぼします。1週間単位での変更となっている会社では、たいていは配達をする前の週の水曜日や木曜日までに通知をしないといけません。ですから、ある週の金曜日だけキャンセルしたいと思った場合、1週間以上前に連絡をしなければなりません。しかも、金曜日だけでなくその週全てのお弁当が届かないことになります。一方で、1日ごとの変更に対応しているところでは、キャンセルしたい日の5日前などに連絡をすれば問題がないといった形で、より便利なシステムを採っています。

このように、変更やキャンセルについては、それぞれの会社で違いが大きく利便性にも差が出ています。急にキャンセルする必要が出てきたというケースでは、対応が難しいこともありますので、会社選びをする時にはこうした点も注意して比較をするとよいでしょう。

【変更手続きはどうする?】

変更やキャンセルをしたい時に、どんな手段で通知をするのかというのも気になるところです。一番多いのは、事業所に直接電話をして伝えるというやり方です。特に常温や冷蔵での配達をしているサービスでは、地域のセンターで個別に受付をしているため、電話受付が一般的です。

もう一つは、オンライン上で手続きができるというサービスです。こうした機能を持つ会社では、契約からメニュー選びなどもすべてホームページ上でできますし、細かく週ごとに変更ができるケースも多いです。便利さという意味では、こうしたネット上での完全対応が優れています。しかし、完全オンライン対応の宅配弁当は冷凍でのお届けがほとんどですので、常温や冷蔵のお弁当の方が良いという方には向いていません。どちらにも一長一短がありますので、よく考えて利用しましょう。

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