冷凍宅配弁当の特徴とメリット

高齢者 宅配弁当

宅配弁当には、その提供方法によって主に3つの違いがあります。常温と冷蔵、冷凍というタイプです。そのうち、大手の宅配弁当サービスでは冷凍によるお届けをしていることが多く、実際に利用している方でも冷凍を好むケースが多く見られます。冷凍と聞くとおいしくないのでは?と考える方もいるかもしれませんが、メリットも大きいのです。常温でのお届けとの違いやそのメリットを考えてみましょう。

【冷凍の宅配弁当サービスと常温との違い】

冷凍のお弁当は配達の際にも、クール便でのお届けとなります。受け取ったら解凍してすぐに食べることもできますし、冷凍庫にて保管することも可能です。たいていは、一つの容器の中におかずもご飯も入っていますので、そのままレンジで温めるだけで食べられます。

冷凍宅配弁当の賞味期限は1か月から9か月程度まで、各社で異なる設定をしていますが、それは冷凍技術などによる差と言えます。どちらにしても冷凍保存をしておけばかなり長持ちます。常温のお弁当だと、配達から数時間でその日のうちに食べきる必要があります。高齢者だと一度にすべてを食べきれないこともありますし、体調が思わしくなく食事の時間をずらすこともありますので、この点では冷凍の方が便利です。

価格は常温の宅配弁当に比べると多少高めに設定されていることが多いです。冷凍の手間がかかることや、クール便での配送だと配送料がプラスされるからです。一方で、常温の場合は対面で直接受け取る必要があったり、配達時間を自分で好きに指定できなかったりします。しかし、冷凍であれば配達時間や曜日の指定ができることが多いので、不在がちの家庭でも問題なく受け取れます。

味の点で冷凍だと心配という方もいるかもしれません。しかし、最近の宅配弁当は最新の冷凍技術を使っているため、食感や味の点で満足度の高い仕上がりになっています。さすがに、作り立ての料理と比べると落ちてしまうのはしょうがないですが、食事を楽しめる十分な質を確保しています。また、高齢者向けの宅配弁当なら管理栄養士が栄養バランスを考えていますので、健康面でも安心できる内容です。

【冷凍宅配弁当を利用するメリットと向いている方】

上記のような特徴を踏まえた上で、冷凍宅配弁当のメリットとしては、やはり自由度が高いという点が大きいです。冷凍してあるものを温めるだけですので、好きな日に好きな時間に食べられるわけです。そのため、自分たちで料理がある程度できる家庭でも、忙しい時や疲れている時だけお弁当を食べるといった使い方もしやすくなります。

また、衛生的であるというのも冷凍のメリットです。常温のお弁当は、すぐに食べずにテーブルの上に放置しておいたり、残したものを後から食べたりすることも出てきます。そうなると夏の時期などは食材が傷んでしまうこともあります。その点、冷凍であればそんな心配がありませんので安心です。

こうしたことを考えると、冷凍宅配弁当が向いているのは、食事の時間が多少不規則になったり、日によって食べる量が違ったりする方です。また、家にいないことも多く、受け取りの時間を指定できるサービスが良いと感じている方にもメリットは大きいです。さらに、色が細いのでいつもお弁当を頼んでも残してしまうという方も、冷凍なら小分けにして食べられるので便利です。

もう一つのポイントは、冷凍宅配弁当サービスでは、有名料理人の監修によるお弁当など、こだわりの調理品を提供しているところがあるという点です。地域ごとに作っている常温のお弁当とは違い、冷凍は一か所で調理のプロが作り、それを全国に配送できるからこそのサービスです。こうしたこだわりの宅配弁当を希望される方にもおすすめのサービスです。

タイトルとURLをコピーしました